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漢方薬の考え方 [漢方薬の考え方]

漢方薬と西洋薬とは異なります。

漢方薬は、体全体のバランスを整えることで病気を治療して行きます。
私たちの身体には、体の調子を元通りに戻そうとする力が備わっています。

例えば、
 気温が低くなると、体温を上げようとして、ふるえや熱産生が活発になります。
 また、多量の汗をかくと、それ以上水分が外に出て行かないように、
 尿の量が少なくなります。

このように、外部からの影響を受けた時に、内部環境を一定に保とうとする性質を持っています。
この性質を、恒常性(ホメオスタシス)と呼び、漢方薬は、この恒常性を元に戻すことによって、
全体のバランスを整えます。

また、漢方薬は、身体の自然治癒力を高めることにより症状の改善を行います。
漢方薬が、恒常性を元に戻すように働きかけることから分かる通り、
漢方薬は、その人に本来備わっている力を引き出すことで病気を治します。

西洋薬とは異なる考え方で作用するのが漢方薬なのです。


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