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漢方薬を取り巻く日本の情勢 [日本での生薬栽培]

■漢方薬を取り巻く日本の情勢

ツムラのある幹部は
 「新薬の承認は各国で1品目ごとに必要だ。
 中薬が標準化されても日本で自由に売れるわけではない。
 他の工業製品とは違う」と話す。

ただ、中韓と比べたときに、日本の漢方には人材不足と、
政府なども含めた国内体制の弱さが目立つという声もある。

明治以後、西洋医学が医師教育の主流になり漢方は民間医療に位置づけられた。
見直されたのは、薬害問題で合成医薬品への不安が広がった1970年代以後。
医学教育のモデルカリキュラムに漢方が盛り込まれたのは2001年からだ。

民主党政権になって、厚労省内に、漢方などの統合医療を検討する
プロジェクトチームが立ち上がり、関連予算も従来の約10倍にあたる約10億円に増えてはいる。
それでも、国際会議への出席は、大学教授などの臨床医らが診察の合間を縫ってこなしているのが実情だ。

中国が進めようとしている国際標準化にどう対応するのか。
日本での議論は、まだ深まっていない。

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